#生理 #月経 #食事 #食材
私たちの生活にさまざまな影響をもたらす生理。
眠気やイライラ、からだの冷えなど、生理前や生理中はどうしても色んなことが気になってしまいますよね。
生理中に食べるとよいものや避けたい食材を知り、食事を通してからだとこころをケアしてみませんか。
1日3食、たんぱく質をしっかり
まず意識したいのは、1日3回食事をとること。
少なくとも1食はお米、できれば白米ではなく精製度の低い分つき米(ぶつきまい)を食べるのがおすすめです。
生理中は体温が下がり、血行が悪くなるので、腸の動きもにぶくなりがち。便秘やむくみに悩む人も多いです。
炭水化物やたんぱく質、食物繊維、水分を含むお米は、パンや麺類よりも便通を良くしてくれます。
便秘を防ぐことで、骨盤内の血流が促され、経血の排出もスムーズになります。
中国の伝統医学でも、米やいも類は胃腸の機能を高めると言われています。
血液が不足しがちな生理中は、消化機能を円滑にする炭水化物と、血液の原料となるたんぱく質をしっかりとって、血を補いましょう。
また、辛味や香りは脳を刺激して自律神経をととのえてくれるので、エスニック料理のようなスパイスの効いたメニューもいいですね。
ただ、出血量が多い方は控えめにしてください。
そして、貧血にならないよう、血のもとになるたんぱく質をしっかり食べましょう。
牛肉や豚肉などの脂肪分をとりすぎると血のめぐりが悪くなりやすいので、お魚や赤味のお肉を中心に。
乳製品のとりすぎには注意が必要です。
柑橘類、お酢、ベリー類、玉ねぎなどのねぎ類も血の流れを促進してくれます。
便秘を解消してくれるこんにゃくは、日常的に使いたい食材です。
季節ごとに、血のめぐりをよくしてくれるお魚をご紹介します。
春:イワシ
血をサラサラにし、髪や肌を美しく保ってくれます。イライラや不眠の解消にも効果あり。
夏:アジ
胃を温めて消化機能をアップしてくれるので、夏バテの解消に。脳を活性化する成分が豊富です。
秋:サケ(できれば天然のものを選びましょう)
赤い色素「アスタキサンチン」の抗酸化力はビタミンEの500倍以上。胃腸にもよい食材です。
冬:サバ
血行を良くしてくれる脂が豊富で、老化防止にも効果的。アレルギーのある方は注意が必要です。
お魚以外でもたんぱく質を意識して、牛肉や羊肉、レバー、イカ、カキなどの貝類もぜひ取り入れてみてください。
大豆製品もおすすめです。
スイーツやスナック菓子より、和菓子がおすすめ
生理中に控えたいのは、甘くて脂っこいスナック菓子や洋菓子。
高カロリーな食事も、血のめぐりを悪くしてしまいます。
おやつには豆類を使った大福やあんぱん、ナッツなどを選んでみてください。
豆・ナッツ類はビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、中国の伝統医学では腎臓にいいと言われています。
発芽して生命を育むために必要な成分を蓄えるため、小さな一粒に様々な栄養素が凝縮されているのです。
どの年代の女性にとっても、毎日の食事でしっかり血をつくることが大切です。
血が不足すると、体調を崩す原因になるだけでなく、お肌や髪のトラブルも起こりやすくなってしまいます。
毎日は無理でも、ほんの少し意識してみると、気分も前向きになれるかもしれません。
楽しい時間を過ごして気持ちを軽くすることが、からだのバランスをととのえてくれます!
時間があれば、ウォーキング等の軽い運動や鍼灸にもぜひトライしてみてくださいね。
色々な食材をご紹介しましたが、印象に残ったものはありましたか?
お買い物のとき、冷蔵庫をあけたときに、ふと思い出してもらえたら嬉しいです。