タイプに応じた、女性のセルフケアを応援する生活のヒントをお伝えします。
四季の移ろいに合わせて、必要なものを取り入れるという「養生」*の考え方を知り、からだとこころをととのえていきましょう。
*養生:生活に留意して健康の増進を心がけること
6月のWaterタイプさんは、疲れやすかったり、ここぞというときに踏ん張りが効かないと感じることはありませんか。
夏が始まるこの時期は、からだの動きも少しずつ活発になってきます。活動量に対して、体力が不足していると疲れが出やすくなることも。
まずは動きの基本となる体幹を鍛えてみましょう。
体幹が安定すると、内臓を支える力も高まり、腸の活性にもいい作用があるなどメリットがたくさんあります。
6月は、これまでに始めたことがしっかりと根付くように、からだとこころをととのえる時期です。
からだのバランスをととのえ、成長をさらに促すために、地盤となる部位を念入りにトレーニングしましょう。
おすすめは、骨盤を構成する腸腰筋のエクササイズです。仰向けで横になり、両手と腰は床につけたまま、膝を伸ばした状態で両足を持ち上げ、その後は床につかないところまで両足を下ろします。
このエクササイズを、1日10~20回3セットを目安に週に3回程度行ってみましょう。
‟からだの地盤固めをしたい時期。
骨盤まわりのエクササイズでととのえる。”
6月のおすすめ食材は梅干しです。
胃腸が弱りがちの高温多湿なこの時期は、炊きたてのご飯に梅干しで体調をととのえてみましょう。
果肉を刻んで味噌とみりん、おろし生姜で和えたソースを、焼いた厚揚げなどにかけても美味しく食べられます。
さらに、血を補い、全身に血液を送る働きをサポートするといわれている赤い食材(小豆・トマト・人参・鰹・レバーなど)も摂ると良いですよ。
‟炊きたてのごはんに梅干しをのせた簡単ひと皿で、梅雨の時期を乗り切る。”
夏は成長の時期です。暑さに負けないようなからだを作るために、呼吸に合わせて胸まわりを大きく動かしましょう。
特に安定した呼吸を行うためには、胸まわりの筋肉を緩めるとともに、体幹部の適度な緊張を保つことが大切です。
緊張の目安は、おなかを指で押しても指が跳ね返ってくるくらい。
体幹まわりの筋肉の適度な緊張と、胸まわりの筋肉に柔軟性が出ることで、呼吸が楽に行えるようになります。
呼吸は心身すべての活動の源。深呼吸でからだ中に酸素を行き渡らせてみましょう。
‟胸まわりを大きく動かして深呼吸。
からだ中に酸素が行き渡る気持ちよさを実感!”